タクシン元首相の資産没収判決をきっかけとしたタクシン派の反政府抗議行動も漸く鎮静化に向かっています。しかし、過激派のゲリラ化、今後予定される総選挙の行方、憲法への対応などによっては、混乱の再燃も懸念されます。タイ政府や国軍の対応方針、反タクシン派の動向など、日本国内からでは分かり難いこともあり、日本国内には、タイが真二つに割れて争っているかの如き報道も一部には見られます。また、衝突の中で日本人ジャーナリストが犠牲になって以来、日本での注目度も増し、日タイの友好的な関係が損なわれると共に、日本からの投資の冷え込みも心配されます。
そのような中で、今回の講演会は、事件の流れをバンコク支局長として間近に取材してこられ、この4月に帰国されたばかりの日本経済新聞社三河正久(みかわただひさ)氏に、帰朝講演をお願いすることにいたしました。激動するタイに関し、多方面、かつ、ホットな内容のお話しをいただけるものと期待しております。
ご希望の方は、6月18日(金)までに、別添FAX用紙にてお申し込みいただきますようお願い申し上げます。
日時 : 平成22年6月28日(月) 午後3時~5時(受付:2時30分より)
講師 : 日本経済新聞社 前バンコク支局長 三河 正久氏
演題 : 「タイ:民主主義後退の禍根と社会の行方」
会場 : 三井住友銀行 丸ノ内クラブ
(駐車場はご用意できませんので、ご了承賜りますようお願い申しあげます)
東京都千代田区丸の内2-2-2 丸の内三井ビル11階
TEL (03)3212-0271