当協会は、より多くの方がタイについて知り、より関心を持って頂くことを目的として、タイに関する本の出版、出版助成を行っております。

2008年実績

2006年から2008年までの当協会が主催しました講演会、機関誌「タイ国情報」の記事を編集した「現代タイ動向2006－2008」を2008年12月、株式会社めこんより出版致しました。

特に政治動向については、2006年のクーデタによるタクシン首相の追放から2007年憲法制定、2008年の元首相のタクシン氏の帰国までをタイの専門家が詳細にレポートし、2008年11月の黄シャツの空港占拠、2009年4月の赤シャツのアセアン会議阻止に至るタイの政治動乱の原因がどこにあるのかを探る内容となっています。

一般書店で販売中。価格：2500円＋税

2009年実績

2009年9月に日本タイ学会の編集により刊行された「タイ事典」に当協会は出版助成を行いました。

この「タイ事典」は、2007年日タイ修好120周年記念事業として企画され、日タイ修好120周年記念事業実行委員会と当協会が出版助成を行いました。

この「タイ事典」は、1993年同朋舎より出版された「タイの事典」に最新の情報をもとに大幅な改訂を加えた内容となっており、一般の方からタイの研究者にとりましても、変化の著しい現在のタイを知る上で格好の手引書です。

価格：５０００円＋税　出版：株式会社めこん www.mekong-publishing.com/books/ISBN4-8396-0226-0.htm 

2010年実績

2010年3月、2005年～2008年まで駐タイ日本大使を務められた小林秀明氏が著された「クーデターとタイ政治」－日本大使の1035日－に当協会は出版助成をおこないました。

現在のタイが直面している政治、社会の対立の原因となった、タクシン政権、軍のクーデター、黄色シャツのデモ活動などがあった2005年～2008年の間、小林大使がタクシン首相、サマック首相などタイ要人と実際に交流され、肌で感じたタイの政治を動かす人物の人柄を記された大変に貴重な本となっています。また、現在のタイの社会問題の原因を探る上でも有用な内容です。

価格：1,890円＋税　出版　ゆまに書房　http://www.yumani.co.jp/np/index.html